2022年に新しく産出したパキスタンなスレイマン山脈産のスモーキークォーツです。スレイマン(スライマーン)山脈は、アフガニスタン南部の山脈からパキスタンのバローチスターン州北部にまたがる山脈で、現地語ではクーヒ・スライマーンと呼ばれています。 名前の由来はイスラエル王国の王ソロモンが訪れたとされることに由来します。全長は450kmの山脈で、ザギマウンテンもこの山脈にあります。地政学的には、スレイマン山脈・パミール山地・天山山脈・アルタイ山脈・東シベリア山脈という大きな壁があります。この「ユーラシアの壁」の西がヨーロッパ世界、東がアジア世界とされています。かつてすべての大陸は一つだった、という百年前のパンガイア理論では、二つに割れたパンガイア大陸の南半ゴンドワナ大陸がばらけて、その一部のインド半島が5000万年前に北半ローラシア大陸に食い込み、ヒマラヤ山脈を作った、というのは有名な話ですが、この地球的出来事はヒマラヤ山脈だけでなく、ユーラシア大陸のアジアに大きく影響しています。このスレイマン山脈は、インド亜大陸の衝突の産物で、スレイマン衝上帯(しょうじょうたい)とされています。地図上の右上から左下に向かってのびるシワのような模様は、パキスタン中央部のスレイマン山脈にみられる地層の褶曲構造(しゅうきょくこうぞう)です。この地帯はスレイマン衝上帯と呼ばれ、インド亜大陸がユーラシア大陸に衝突したときに押されてできたものです。ヒマラヤ山脈の反対側にもこの構造があり、ミャンマー付近にも衝上帯があります。ミャンマーと言えは宝石の宝庫で、同様にスレイマン山脈付近もミャンマーと同様に宝石の宝庫かもしれません。話が長くなりましたが、このスモーキークォーツは雰囲気として初期産出のガウリシャンカール産に似ています。多分採掘したのではなく、ガレ場で拾ったのではないかと思います。そのためエッジには擦れ傷があります。ガウリシャンカール産と違うのは、細長いレーザー状のポイントが産出する事です。希少なファーストロットですので興味ある方は早めの入手をお勧めします。61.0×36.8×30.7mm 75.60g#スモーキークォーツ#パキスタン#スレイマン山脈#新産出#インド亜大陸#ヒマラヤ山脈#ミャンマー#宝石#ガウリシャンカール#ファーストロット
商品の情報
カテゴリー | インテリア・住まい・小物 > インテリア小物 > 置物 |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |